今日はずっとこれを読んでいた。
辻村さんの書く物語は、すっごい主人公になれるから好き。
子供のできない夫妻の妻の立場も、子供を産んだものの育てられない中学生の立場も、すごくリアルにわかるからすごい泣ける。前半は妻に寄り添っていたのに、後半になったらひかりちゃんに肩入れして、やりきれない、どうしようもない気持ちでいっぱい…
前半に見てたひかりちゃんに対する思いが、後半そっち目線で書かれてわかることいっぱいあって覆って…だから日頃出会う人たちもほんの一面しか見えてないんだな。点とか面での繋がりしかないんだなと思った。